陸マイラーの魅力にどっぷりはまってしまったMomo-rock(@MomoRock2017)です。
旅行の写真ってどんどん溜まっていきますよね。
特に子供と旅行に行くと、なかなか良い表情が撮れず同じ場所で何枚も撮影するので、データ量が尋常じゃないくらい増えていきます。
万が一この写真が消えてしまったら私は立ち直れないと思います。
私と同じように家族の写真を多く保存されている方に、ハードディスクの故障やクラウドサービスの廃止の影響は最小限に抑えたバックアップ環境をご紹介します。
目次
主なバックアップの方法
写真等のバックアップは大きく分けると次の4つに分類されます。
- 写真に印刷
- 外付HDDに保存
- GoogleフォトやAmazonプライムフォトなどのクラウドサービスを利用
- NAS(Network Attached Storage)を使用する
写真に印刷
非常にアナログな方法ですが、アルバムを作ることで家族など大人数で一緒に写真を見返すということにおいては一番便利な方法だと思います。
- 火事や紛失リスク
- 枚数が多いとかさばる
- 印刷する手間がかかる
外付HDDに保存
外付HDDへの保存は、安価に非常に多くの写真のバックアップが取れるという点は大きなメリットです。
- 物理的な故障に弱い
- データの復旧が困難
- バックアップするのに有線で接続する手間がかかる
GoogleフォトやAmazonプライムフォトなどのクラウドサービスを利用
スマートフォンやタブレット全盛の今、最も便利なバックアップ方法だと思います。
データについてもgoogleフォトやamazonプライムフォトは複数のバックアップを組み合わせることで消失リスクを最小限にしてくれます。
また、共有するのもリンクを送るだけで済むので容易ですが、ネットワーク通信量には注意が必要です。
- IDとパスワードを忘れるとどうしょうもなくなる
- Googleフォトだと画質劣化、amazonプライムフォトだと動画保存(5GB以上)すると追加費用がかかる
NAS(Network Attached Storage)を使用する
NAS(Network Attached Storage)とは一言でいうと、独立して稼働する外付HDDです。
HDDでのデメリットであった接続という手間が、ネットワークに接続することでネットワークを通じてデータのバックアップが可能です。
また、raidという構成を組むことでHDDの物理的な故障に対しても一定の対策が可能です。
必要な機器はこの2点(HDDは2つ必要なので実質3点)とインターネット環境があれば画面に従って設定するだけで環境構築ができます。
- 環境構築にお金がかかる
- raid構成にすることでHDDの故障対策はできるが、NAS本体の対策はできない
- 初期設定に手間が少しかかる
どのバックアップ方法も一長一短
バックアップの理想形は「自動で今保有しているデータをそのまま、2重以上で保存されて片方で何かが起きてもデータが消失しない」です。
そういう意味では、今あげた4つの方法はそれぞれ一長一短があり、万が一への備えが不足していると個人的には思います。
自動でオリジナルデータを複数の場所にバックアップする方法
そこで私は、複数の手段を組み合わせることで、「自動で今保有しているデータをそのまま、2重以上で保存されて片方で何かが起きてもデータが消失しない」環境を構築しました。
この環境でデータが消えるときは、NAS(Network Attached Storage)と外付HDDとクラウドサービスが同時に使えなくなるくらいしか考えられないため、安心できます。
その方法を以下の図にまとめました。
肝はNAS(Synology DS218シリーズ)と外付HDD
この環境の肝はNAS(Synology DS218シリーズ)と外付HDDをバックアップ環境の中に組み合わせたことです。
日本のBUFFALO等もNASの販売をしていますが、今回私が実行したいamazonプライムフォトからの自動バックアップに対応していないため、選択肢に入りません。
通常のバックアップ先として選ぶクラウド環境は便利ですが、サービス停止されてしまうとデータのダウンロードに膨大な時間がかかります。
実際にNAS(Synology DS218シリーズ)の環境を作り、2TBのデータをNAS(Network Attached Storage)にダウンロードするのに1週間程度かかっています。
また、NASだけだとNAS本体の故障に対する対策ができないので、外付HDDに自動でオリジナルデータをコピーさせることで、NASの故障対策もしています。
Macbookやスマートフォンはこだわりがなければ何でも大丈夫
MacbookとiPhone等のモバイル環境は私がapple製品で固めているだけなので、windowsやandroidのスマートフォンに置き換えても影響は殆どありません。
唯一、パソコンのバックアップが取りにくくなりますが、データ(写真やドキュメント)自体はクラウド環境とNAS(Network Attached Storage)環境にあるので、必須ではないと思います。
この環境を構築するためのコスト
最後にこの環境を構築するためのコスト(スマホ・パソコン除く)をご紹介します。
購入するものはNAS(Synology DS218シリーズ)とNASのデータ保存用HDDを2個と外付HDDとamazonドライブのストレージ(1TB)を購入するだけです。
- NAS(Synology DS218シリーズ):約2万円
- NASのデータ保存用HDD:約2万円
- 外付HDD:約1万円
- アマゾンプライム会員:年間約5千円
- Amazon Driveストレージ(1TB):年間約1.4万円
結構費用はかかりますが、このお金を使うことで子供の写真や旅行の写真が消える心配がほぼ無くなると考えれば安いと思いませんか?
まとめ
この環境を構築してから、データのバックアップを取るという作業から解き放たれ、子供の写真を撮ったりraw現像に挑戦したりする時間を捻出することができました。
まだ、写真にハマってから日が浅いので写真の構図や設定など勉強して子供の写真をよりきれいに取れるようになりたいです。
以上「誰でもほぼ自動で写真・動画データのバックアップを取る環境はこれだ!」でした。
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