こんにちは!
陸マイラーの魅力にどっぷりはまってしまった、「もと(@MomoRock2017)」です。
台風7号が関東に最接近しているタイミングでの出国ということもあり、直前に交通機関の予定の組み替えをしていました。
そんな中ふとクレジットカード付帯保険について細かい点分からず利用していて、実際には不保険状態だったりする人もいるのではないかと思い本記事を書いています。
海外旅行には必須といっても良い旅行保険ですが、コスパよくクレジットカードに付帯している保険でカバーしようとしている方も多いと思います。
クレジットカード付帯の保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
それぞれで注意すべきところ、見落とすと万が一の際に大変なことになるポイントについて本記事で解説します。
- クレジットカードの付帯保険だと保障金額が不足することがある
- クレジットカードの付帯保険で利用付帯のものは適用されるか要確認
- クレジットカードの補償内容に不足がある人はクレカプラスで不足分をカバーするのがお勧め
自動付帯と利用付帯
自動付帯の場合
最近は有料のクレジットカードでも利用付帯なことが増えてきています。
自動付帯の場合は今回の「罠」は関係ないので、補償額が十分かどうかと問い合わせをどうするかを確認するだけで事足りると思います。
カードを申し込んだ当初は自動付帯であっても、途中で利用付帯に切り替わることもあるので注意は必要です。
利用付帯の場合
文字通り、旅行に関する何かしらの決済をしないと保険が適用されません。
私のメインカードの「Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」は以下の支払いが条件になっています。
クレジットカードによって具体的な支払い項目は異なるので、必ず自分のクレジットカードの付帯保険の確認をしましょう
クレジットカード付帯保険の罠
日本国内であれば、健康保険と高額療養費制度があるので旅行の保険はなくてもほとんどの場合問題になることはないと思います。
しかし、海外では当たり前ですが日本の保険は利用できません。そのため海外旅行保険が必要だということはほとんどの方がご存知ですよね。
海外旅行保険は空港でも加入できるのですが、日数と渡航先によりますが数千円〜数万円の旅行とは別に追加のコストがかかります。
そのため、クレジットカードに付帯している保険でカバーして少しでも出費を抑えようとしている方が多いのではないでしょうか。
まさにそうしようとしている方は見落としがちな次の3つの項目を必ず確認してください。
保障金額不足の罠
最初は、保障金額の不足です。
一般的にクレジットカードに付帯している保険の中で特に重要なのが障害・疾病治療保険金の金額です。
100〜1,000万円くらいまでのものがほとんどです。
ちなみにニューヨークでかかる医療費は以下の表のとおりです。
種類 | 料金(米ドル) | 料金(日本円)※1ドル145円計算 |
一般の初診料 | 150〜300ドル | 21,750円〜43,500円 |
専門医の初診料 | 200〜500ドル | 29,000円〜72,500円 |
入院室料 | 2,000〜3,000ドル | 290,000円〜435,000円 |
虫垂炎入院・手術(1日入院) | 10,000ドル以上 | 1,450,000円以上 |
歯科治療 | 1,000ドル/本 | 145,000円/本 |
風邪程度での診察+処方程度あれば問題ないですが、入院費あたりからクレジットカードの保険だと不安が残りますね。
私の利用しているMarriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードでも障害・疾病治療費用保険金は300万円までなので多分1週間くらい入院する病気や怪我をしたらアウトですね・・・
クレジットカードの保険で足りないところだけ補えるめちゃ便利な保険はこちらです。
利用付帯(旅行費用の支払い内容)の罠
次に、クレジットカードで支払った旅行費用の範囲についての落とし穴があります。
有償発券や、旅行代理店のツアーの場合は航空券代が含まれるので問題ありません
マイラーあるあるなのですが、お得な発券をするために燃油サーチャージがかからない航空会社を選択するということがあると思います。
今回は燃油サーチャージのかからないベトナム航空の特典航空券をANAのマイルを使用して発券したので、諸税等に関しては画像の内容を支払っています。
航空券代・燃油サーチャージがないので「空港利用」関係の費用しか払っていません。
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードの利用付帯条件の飛行機代の支払いに含まれるのは今回保険のデスクに確認したところ「航空券代」「燃油サーチャージ」のみです。
燃油サーチャージかからないやんお得お得と思ってこのまま海外に行っていたら無保険旅行になるところでした
- ベトナム航空
- シンガポール航空
- スカンジナビア航空
- ニュージーランド航空
- ベドナム航空
- アメリカン航空
- カタール航空
- マレーシア航空
- エールフランス
- ハワイアン航空
これらの航空会社の特典航空券を発券した時は利用明細と対象となる支払いを確認してください
対象範囲(家族)の罠
基本カードで家族分を決済した場合、家族カード保有者分も自身で決済したとみなされる「みなし決済」扱いになり図の家族カード会員の補償が適用されます。
都内から成田空港までの成田エクスプレスを基本カード会員が家族分も支払った場合、家族カード会員は以下の図の右の金額が保障金額となります。
基本カード会員、家族カード会員の下に()で金額が入っているのが基本カード・家族カードを持っていない家族にかかる補償金額です。
自動付帯の場合は特に気にすることはないのですが、利用付帯の場合適用したい家族分も以下の画像中のいずれかを支払う必要があります。
小学生以上の子供との旅行であれば気にする必要はありませんが、未就学児・3歳未満・2歳未満の子供を連れて行く場合は子供だけ保険がない状態になる可能性があります。
子供の年齢 | 電車 | バス | 新幹線 | 国内線 | 国際線 |
〜2歳未満 | × | × | × | × | × |
2歳〜3歳未満 | × | × | × | × | ○ |
3歳〜小学校入学前 | × | × | × | ○ | ○ |
小学生以降 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
航空会社によってルールが異なる点、座席を使用するケースもある点については個別確認が必要です。
6歳の娘の電車賃を払えば保険が適用されるのかと聞いたところ、各社規定で通常運賃が発生する場合は適用されるが、保険加入のために座席をとる行為の場合は適用外とのことでした
まとめ
海外旅行保険は、万が一に備えるために必須の保険です。
少しでもお得に旅行したいと思うがあまり、不十分な備えで旅行してしまい万が一のことがあった時大変なので、本記事で紹介したクレジットカードの保険だけだと不十分なことが多いということを理解した上で自分に必要な保険に加入することをお勧めします。
- クレジットカードの付帯保険だと保障金額が不足することがある
- クレジットカードの付帯保険で利用付帯のものは適用されるか要確認
- クレジットカードの補償内容に不足がある人はクレカプラスで不足分をカバーするのがお勧め